脳卒中には何故リハビリが必要なの?脳卒中リハビリ | update: 2023.01.10
・脳梗塞・脳出血の症状
脳はヒトとして生きていく上でとても重要な臓器です。脳・神経が働くことにより、「言葉を話す」「手で箸を使う」「歩く」などが行えています。
脳梗塞や脳出血など脳卒中を発症し脳神経が傷つくと、その部位に応じて「手足が動かしにくくなる」「言葉が理解しにくくなる」等の症状が出現します。
特に困りごとが多い症状としては
・手足の麻痺:手足がこわばり固まってしまう。逆に力が入りにくくなる等の症状。
・顔面の麻痺:舌や表情筋が動かしにくく言葉がしゃべりにくくなる。
・嚥下障害:食事が飲み込みにくくなる。
・感覚の麻痺:感覚がわかりにくくなったり、過敏になったりしびれが出現する。
・言葉の障害:話す言葉が理解できないや話そうとしても話しにくくなる。
・高次脳機能障害:外からは見えにくいが、記憶障害・注意障害・遂行機能障害・行動障害などが起きる。
これらの症状が起きることにより、生活が送りにくくなります。
脳の神経が傷ついた部位は元に戻りませんが、環境を調節したり残存している潜在能力を引き出すことで動きや生活の改善につながります。そのためにリハビリが必要になります。
どんなリハビリが必要になるのかは別の項で触れていきますのでそちらをご覧ください。