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お知らせ

健康経営の目的は?健康経営支援 | update: 2023.01.23

健康経営を行うのは誰のため?

 健康経営は「企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面においても大きな成果が期待できる」ということでした。

 昨今では、健康経営の重要性もさまざまな媒体でよく聞くようになっています。

 しかし、健康経営が重要であると行っても具体的にどのような目的で行うのでしょうか?

今回は国・企業・従業員の立場から、それぞれの目的を解説していきます。

企業から見た健康経営を行う目的

 経営者側と従業員が協働して健康経営を実践することにより、企業の活動を円滑に進め、組織全体の活性化、生産性の向上を目的としています。その結果、業績の向上、企業価値の向上の効果が期待できます。

 腰痛や肩こり、頭痛だけではなかなか仕事を休むことができません。そのため出勤していても体調が悪い状態で業務を行います。表面上では業務を行えていますが、パフォーマンスが下がり、作業効率が落ちてしまいます。そうなると顕在化しにくいけれども、健康状態が悪いことによる業績悪化が起こってしまうのです。それらを回避するためにも、企業側から健康経営を行うメリットがあるのではないでしょうか。

従業員から見た健康経営を行う目的

 健康経営を実践するのは企業ですが、従業員との協働を欠かすことはできません。従業員が主体的に健康経営に関わっていく目的は、自身の健康管理を通じた健康増進・活力向上はもちろんのこと、業務への好影響、そしてはたらきがい、生きがいにもつながることでしょう。

 私が関わった1人のクライエントは、昔からお酒が好きでアルコール依存症とまで診断された方でした。その方が苦労しながらも、主体的にお酒をコントロールできたことで、「気持ちが清々しい」「毎日何もなくても散歩するだけで楽しくなった」と話されていました。主体的に健康に取り組む行動自体が自己肯定感をあげることがわかります。
 一度でもその体験をしていただけると良いかもしれません。

国が健康経営を普及・啓発する目的

 国は人生100年時代を見据え、健康寿命の延伸を目標に掲げ、全世代型社会保障の構築を目指しています。その目的を達成するためにも、国民医療費の適正化を図ることも必要です。全ての世代や地域の住民を対象に、予防・健康づくりの鳥雲を進めていく中で、働き盛り世代の健康増進をどのように行なっていくかが課題の一つです。

 国から見ると医療費をできるだけ下げたいというのが本音なのでしょう。それには色々な意見があるかと思われますが、自分の体は一つで人生は一度きりですので、そんなことは関係なくできるだけ健康で幸福を感じていたいものです。

以上が、それぞれの立場からたった健康経営の目的でした。

仕事が忙しいからそんなことに構っている暇はないと思われる方もたくさんいらっしゃると思いますが、一度立ち止まって健康とは?自分の働きがいとは?というのを考えてみるのも良いかもしれません。

健康経営に興味があるがどのように進めれば良いかわからないといった方は、お気軽にお問い合わせください。相談などは無料で行っています。

ありがとうございました!

畠朋成

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