健康経営を行うメリット②働く人のメリット健康経営支援 | update: 2023.02.02
働く人のメリット
積極的に健康経営に取り組む意義はあるのでしょうか?
健康に関する行動が正しいことは、みなさんわかっていると思います。「健康に取り組むことは大切だと思いますか?」という質問に、「はい」と答えない人は少ないのではないでしょうか?
しかし、わかっているだけで、続けられないのが実情と思います。
「健康のために今日から食事を摂生しよう!」と思っても数時間後にはうどんの大盛りを頼んでしまうこともあるはずです。ジムの契約を行い、「明日から通うぞ」と行き込んでも数回行っただけで幽霊会員になってしまうこともあるはずです。もちろん、超絶に意志の強い方もいらっしゃることでしょう。しかし、そんな方ばかりではありません。個人で健康のための行動続けようと思っても限界があります。今まで行ってきた生活習慣・行動を変えることは相当難しいです。
そこで、大事になるのが、環境の調整です。食べるべきではない食べ物を食べたくてもそれがなければ食べる行動を行わない。電車も車も自転車もないとこでは歩かざるを得ません。そこに意志は存在しなくても大丈夫です。
健康経営では職場の導線で健康になる工夫を行うことで、あまり考えなくても自然と健康になる行動をとることができます。
例えば、運動機会が少ない方が多い場合、スタンディングデスクを取り入れることで自然と立位姿勢を継続できます。また、腰痛がある方の場合、地べたに寝転ぶスペースを作ることで、休憩の時や作業の時にさまざまな姿勢をとることができ、体にかかる負担を分散することができるようになります。
健康な食事が勝手に用意されているとそれを食べるものです。
毎日触れる職場環境でこそ健康に取り組むことがしやすい場所であると言えます。
さらに、健康への行動を毎日行っていると、徐々に「自分は健康になるための行動ができている」という成功体験が積み重なります。そうすると自己効力感があがり、さらに何かできる取り組みはないかと探し始めるはずです。健康経営の取り組みを行うことで、メンタルが安定し体・思考のパフォーマンスが上がることで労働生産性の向上にもつながるのではないでしょうか?
自身の健康に対する意識が上がった従業員は仕事のやり方を工夫したり、残業を減らして趣味や家庭での時間を増やす人が少なくありません。働き座狩り世代の健康は、職場での働き方や日常の生活習慣に影響を受けることから、健康を意識して取り組むことは働き方や日常生活の見直しにも直結します。
健康経営の取り組みは、従業員のワーク・ライフ・バランスを高め、いい仕事ができる方向に働くことが考えられます。
では、自分の職場ではどんなことができるだろうか?と疑問に思われる方、
職業別に健康に関する課題の傾向があります。そのお話は、次回に解説していきたいと思います。
本日もありがとうございました。